「たばこ会社の株なんて」と思っていた

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正直に言うと、最初はJTを買う気はありませんでした。
たばこは吸わないし、健康への影響を考えると応援したい会社ではないかも、という気持ちもありました。でも投資を続けていくうちに、少しずつ考えが変わっていきました。
「好きな会社の株を買う」のも投資。「配当をしっかり出してくれる会社の株を買う」のも投資。どちらが正解かではなく、自分の目的に合った選択をすればいい——そう気づいたとき、JTが候補に入ってきたんです。

買ったきっかけは、シンプルに「高配当」

2年半前、高配当株への興味が高まっていた頃のことです。
「配当利回りが高い日本株」を調べると、必ずといっていいほどJTの名前が出てきました。しかも10年以上にわたって高配当を維持してきた実績がある。それだけで、十分すぎる理由でした。
老後や年金への不安から投資を始めた自分にとって、「持っているだけで配当が入ってくる」という仕組みは、とても理にかなって見えました。
購入は新NISAの成長投資枠を利用しました。配当金が非課税になるメリットは、高配当株との相性が抜群です。高配当株をNISAで保有するのは、長期投資の基本のひとつだと思っています。
※NISAの成長投資枠で購入できる銘柄や年間投資上限額については、証券会社のサイトで最新情報をご確認ください。

JTってどんな会社?

日本たばこ産業(JT)は1985年に設立された国内最大のたばこメーカーです。「マールボロ」「メビウス」「セブンスター」など、主要なブランドを多数展開しています。
近年JTは事業の整理を大きく進めています。かつては医薬品(鳥居薬品)や食品(テーブルマーク)なども展開していましたが、2025年に鳥居薬品を塩野義製薬へ売却し医薬事業から撤退。本業のたばこ事業への集中を明確にしました。
現在の主な事業は以下の通りです。
∙ たばこ事業:国内外のブランド展開(売上の大半)
∙ 食品事業:テーブルマーク(冷凍食品など)
特に海外展開が進んでおり、世界130以上の国と地域でたばこを販売しています。国内市場が縮小する中でも、海外での成長が収益を支えている構図です。

高配当株として見たときのポイント

JTは個人投資家の間で「高配当株の王様」とも呼ばれるほど、配当への姿勢が徹底しています。
配当利回りは市場環境によって変動しますが、歴史的に4〜6%台で推移することが多く、日本株の中でもトップクラスの水準です。
⚠️ 配当利回りは株価の変動により毎日変わります。投資判断の際は必ず最新情報をご確認ください。

実際に持ってみてどうだったか

結論から言えば、プラスになっています。
配当金が振り込まれるたびに、「これがインカムゲインか」と実感します。値上がり益とは違う、地味だけど確かな手応えです。
「たばこが好きかどうか」と「株主として保有するかどうか」は別の話だと、今は思っています。投資はあくまで資産形成のひとつの手段。JTはその目的にしっかり応えてくれている銘柄です。

こんな人に向いているかも

∙ 毎年安定して配当金を受け取りたい人
∙ 新NISAの成長投資枠を活用して非課税で配当を受け取りたい人
∙ 値動きよりインカムを重視する長期投資家

まとめ

JTは、高配当株投資を考えるなら一度は必ず名前が出てくる銘柄です。2025年に医薬事業から撤退し、たばこ本業への集中を明確にしたことで、事業構造がよりシンプルになりました。新NISAとの組み合わせで効率よくインカムを積み上げられる銘柄として、長年個人投資家に支持されてきました。
「好きじゃない会社でも、投資対象としては優秀」——そんなことを教えてくれた銘柄です。

この記事はあくまで個人の体験をもとにした情報提供です。投資にはリスクが伴います。投資判断はご自身の責任のもと、最新情報に基づいて行ってください。

数値・情報は執筆時点のものです。最新情報は各社IR・証券会社サイトでご確認ください。