■ はじめに

学究社(9769)は、東京都を中心に進学塾「ena」を運営する教育系サービス会社です。都立中高一貫校受験に強いことで知られ、毎年多くの合格実績を誇っています。「塾代は高い……」と感じたことがある親御さんも多いと思いますが、実は学究社は高配当株としても注目できる銘柄です。配当利回りは4%超え、14期連続増収という業績の安定感も光ります。お子さんを塾に通わせながら株主にもなれる、そんな視点で考えてみると少し面白い銘柄です。

■ 基本データ(2026年7月時点)

・予想配当金(1株あたり):103円(2026年3月期、前期比13円増)
・配当性向:約60%

配当性向60%は「利益の6割を配当に回している」水準で、株主還元への意識の高さがうかがえます。PBRは3倍超と割高に見える面もありますが、ROEが約25%という高い収益効率がその背景にあります。

https://money.note.com/embed/charts/9769?type=company&period=fix&end_date=2026-07-10&term=six_month&embed_key=46HDc55qBxjdzFiK

■ 配当の安定性・増配実績

学究社は継続的な増配を実施しており、2026年3月期は前期比13円増の103円配当を予定しています。少子化が進む教育業界にありながら、増収を14期連続で続けてきた業績の裏付けが配当の安定性を支えています。

また、2026年より株主優待も再開されました。3月末時点で100株以上を1年以上継続保有すると、QUOカード1,000円分が贈呈されます。配当と合わせると実質的な利回りはさらに高まります。

■ 業績トレンド

2026年3月期は、経常利益が前期比10.8%増の約29.4億円と、3期ぶりの過去最高益更新が見込まれています。前期(2025年3月期)は経常利益が前年比2.1%減と一時的に落ち込みましたが、2026年3月期は再加速しており、14期連続増収の流れは崩れていません。

「ena」ブランドの都立受験対策コースへの需要が根強く、少子化の逆風の中でも生徒1人あたりの単価向上や都市部集中戦略が功を奏しています。

■ 株主優待

3月末時点で100株以上を1年以上継続保有している株主に、デジタルギフト1,000円分が贈呈されます(一律)。QUOカードPay・Amazonギフトカード・PayPayマネーライト・Apple Gift Cardなどから選択可能です。100株保有(約24万円)での優待利回りは約0.4%相当。配当利回りと合わせると総合利回り4.7%超えになります。

■ リスク・注意点

・少子化リスク:日本全体の子どもの数は減少が続いており、長期的には生徒数の維持が課題になります。

・地域集中リスク:事業エリアが東京都内・近郊に集中しており、地域の人口動向や受験トレンドの変化が業績に直結しやすい構造です。

・PBRの高さ:純資産比での割高感があり、業績が崩れると株価の下落幅が大きくなる可能性があります。

■ しまちゃんの総評

学究社は「教育業界×高配当」という少し変わり種の銘柄ですが、14期連続増収・ROE27%という数字は本物の実力を感じさせます。少子化という逆風のなかで着実に稼ぎ続けている経営力は評価したいところ。配当利回り4%超えに株主優待もついてきたので、優待ファンにも魅力が増しました。PBRが高い点は気になりますが、収益性の高さを考えると許容できる水準だとしまちゃんは感じています。教育という身近な領域を投資目線で見てみると、新しい発見があるかもしれません。

■ 免責文言

この記事はあくまで個人の体験をもとにした情報提供です。投資にはリスクが伴います。投資判断はご自身の責任のもと、最新情報に基づいて行ってください。数値・情報は執筆時点(2026年7月)のものです。最新情報は各社IR・証券会社サイトでご確認ください。